知名度はそれなりにありながらマトモに解説している記事がないと感じたので
USA版寝台特急
この商品はアメリカの某企業により企画され一部は天賞堂により輸入、販売されていた...
ここまではこのプラレールを知っている方なら誰でもご存知のことでしょう
しかし、なぜアメリカの企業が40年前に極東のおもちゃ会社で作られた玩具をリメイクしようとした経緯についてはあまり知られていません
今回はそこに迫っていきましょう
時は1997年頃、某鉄道雑誌にて、昭和のプラレールを走らせるなんとも素晴らしい特集が掲載されていました
そして掲載されていた数多くのプラレールの中にいたのがオリジナルの寝台特急でした
寝台特急のおもちゃらしいデフォルメと可愛らしい色合いに多くの人間が魅了されましたが、その中の1人が後にノベルティの発案者となる方でした
しかし、当時の寝台特急は入手困難であり、全国の玩具店から他の昭和プラレールとともに次から次へと回収され、ネットで高値で取引され、果てはかの有名な「ドボソ事件」もこの時期に起こるほど凄まじい人気を誇っていました
そんな入手困難さにトミーが見かねたのか、ある転機が訪れます
復刻版寝台特急の発売です
他のプラレールの日限定車両と同じく塗装がリアル化されての発売でしたが、それでも今で言うリアルクラスのような大変センセーショナルな出来事だったようです
これに着想を得たのかどうかはわかりませんが発案者の方は「無いのなら作るしかない」という考え方となり、ご自身が勤められていた会社とトミーを巻き込んで、見事忠実な復刻版となるUSA寝台特急の完成へと至りました
その後、USA版寝台特急は予定通り多くの関係者に配られました
車両の配色がアメリカの国旗と似ていたため、星条旗カラーとして喜ばれたそうです
次回では車両本体について解説していきます、
それでは